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2007.12.21のレッスンコラムで紹介した石井泰地くんが、
セラピードッグ訓練会で、めでたくエキジビションデビューをはたしました。

人が動いただけで、ブラインドを下ろしただけで、音や気配、すべてのものに対して
吠え掛かっていた頃を思うと、感慨深いものがあります。

人間の都合のせいで不幸な体験をし、常に不安と恐怖から吠え続けていた泰地が
人間のために働く存在になろうとしています。そんな泰地くんを応援してあげて下さい。
                                              【糸山より】

お世話になっております、石井美帆です。

今日、泰地が初めてセラピードッグのベストを着て、訓練会でエキジビションを行いました。
最初にセラピードッグ訓練会に参加した頃は、ワンワン吠えるは歩かないはで
(犬モップ状態)本当に大変でした。

その後、いつの間にかきちんと歩けるようになり、訓練会と並行して糸山先生のレッスンを
受け続けていたおかげで、色々なことができるようになり、吠えることも随分なくなりました。

まだ、ドアが開く時の刺激や人が入ってくる時は、吠えることもありますが
声がけで随分我慢できるようになりました。

これも飼い主の諦めの悪さが良かったのと(笑)、この子は絶対にできると信じて、
愚直に続けて来たことで、泰地に私の気持ちの何かが伝わったのだと思います。

「本当に困った子」「どうしよう、この先やっていけるだろうか」という
そんな不安を、喜びに変えることができました。
あの日の不安が、今やいっぱいの愛情に変わりました。

この先、どこまでたどり着けるかはわかりませんが、
これからも泰地と一緒に楽しみながら進んでいきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

taichi.jpg

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2009.02.16 Mon l レッスンコラム l top ▲
ドッグスクール Visse 糸山先生へ

子供のいない私達夫婦は仔犬を飼いたいと思い、犬を飼っている友達や何軒かの
ペットショップに色々と話を聞き、これなら共働きの私達でも育てられると、
ミニチュアダックスのこじろうを迎えました。

生後45日で我が家へ来た為全てのワクチンを終えるまではあまり外へ出さず、
その後も散歩は週に3〜4日しか行きませんでした。
友達やショップの店員さんからそう聞いていたからです。

次第に散歩中に会う全ての人や犬に吠えまくり、私達は謝ってばかり・・・
愛犬との散歩は次第に苦痛になり、生後5ヶ月の頃からは叱ると唸って咬み付くようになり、
こじろうが怖く、一緒にいるのがストレスになっていました。

何故犬を飼ってしまったのか?

最初に想像していた犬との生活と実際とは、あまりにもかけ離れて、
こじろうの事を「可愛い!愛しい!」とは思えず、どうしたら良いのか本を何冊も読み、
インターネットにしがみつくように調べ、色々試してみましたがどれも駄目でした。

そんな日々が続き、私は夜も眠れず軽いノイローゼのようになっていました。
最後の手段と思い、犬のしつけを専門の人に託そうと、インターネットで調べ始めました。

数ある中から『ヴィッセ 』を選び、ワラにもすがる思いですぐに電話をかけ、
先生に話を聞いて頂くと、先生が、「それは大変でしたね、大丈夫ですよ!
すぐにカウンセリングをしましょう」と優しく言って頂いた時は安心した為か、
何故か涙が出てました。(;_;)

まだ生後半年だった為、パピーパーティに誘ってもらい、その時のこじろうの様子を見て
先生は、こじろうの性格や持っている性質について色々分かり易く話して下さり、
主人も先生の人柄や犬についての考えに共感した為、すぐにレッスンをお願いしました。

しかし、言い訳になりますが、私達夫婦は犬を飼うのが初めてで、先生から見れば
トンチンカンな事ばかりしていたらしく、かなり耳の痛い話を沢山されました。(T_T)
先ずは飼い主の意識改革です。私達の勉強です。

先生のレッスンを受け始めた私達は、こじろうにとって可哀相な事を他からの知識で
やっていた事に気づきました。そして、先生に言われた事、教えてもらった事を
繰り返していくうちに、こじろうに大きな変化が!

散歩中に段々他のワンちゃんに挨拶が出来る様になり、
仲良しのワンちゃんが何頭か出来て散歩が楽しくなってきました!!
まだ、人は苦手みたいですが吠える事はあまり無くなりました。

咬みつきについても、日々の生活について先生からのアドバイスで今は全く無くなりました。
分からない事があったら電話をすればすぐ答えて下さるし、
先生からわざわざ電話を下さってアドバイスをして頂いた事もありました。

精神的にも本当に支えて頂き、2クールが終わる頃には
「こじろうはレッスンはもういいでしょう。後は自分達で続けていけるでしょう。
よくここまで頑張りましたね!」って言って下さいました。
その言葉を聞いて又、泣きそうになりました。

先生の教えは、『しつけと訓練は違う。しつけは短期間すれば良い訳ではなく、
ずっと愛情を持って続けていくもの・・・』

わずか半年という短い期間でしたが、ヴィッセで学んだ事はこれからの私達家族の
生活の第一歩であったと思います。

糸山先生、本当に有難うございました。そして心より感謝いたします。

コピー 〜 2008_1019FINEPIX0004
2009.02.11 Wed l レッスンコラム l top ▲
よくしつけの本に、犬のリーダーになるには、

・犬を飼い主より先に歩かせない
・玄関を出る時は飼い主が先
・食事は飼い主が先に食べて犬は後
・犬と一緒に寝ない

などが書かれていますが、これらの犬社会のルールを守ったからといって、
あなたが犬のリーダーになれるわけではありません。

犬を、本で読んだ知識、テレビや人から聞いた情報で動かそうとしても、
決してあなたの望み通りには動いてくれません。

なぜならそれらの情報は、あなたのわんチャン専用に向けられたものではないからです。

大切なことは、あなたの気持ちが「動き」となり、「表情」に表れ、そして「声」になり、
観察する「目」を持ち、犬の気持ちを聞く「心」を持って、初めて通じ合えるのです。                            

犬と初めて暮らす人は、これらのことがわかるまで何年もかかるでしょう。
初めてではない人でも、一生わからないままの人もいます。           

リーダーには、なろうとしてなれるものではありません。
いくらあなたが愛犬に(部下に)「今日から俺がお前のリーダーだぞ!」と威張って見せても、
あなたがリーダーにふさわしいかどうかは、犬が(部下が)決めることなのです。                 

リーダーには犬側から見たリーダー像と、人間側から見たリーダー像の2つがあります。        

「犬側」から見た理想のリーダーは、きちんとコミュニケーションがとれる人だと思います。

犬は不安になったり、パニックになったり、興奮したりした時に
自分をコントロールできなくなります。そんな時に、飼い主がきちんとコミュニケーションをとり、
愛犬を落ち着かせることが出来てこそ、しつけの意味があるのだと思います。

そんな苦手なシチュエーションの時に、何をすべきかをきちんと指示してくれて、
コミュニケーションが取れる飼い主を、犬は信頼するのではないでしょうか?      

上司と部下も、先生と生徒も、親と子も、そして、夫婦もコミュニケーションが取れてこそ、
そこに尊敬信頼が生まれるのではないでしょうか。

「人間側」から見たリーダーにふさわしい人とは、「全責任を負える人」だと思います。

全責任とは、「毎日の散歩」 「身体のケア」 「健康管理」 「知識」 「しつけ」 「環境」など、
すべてのことに対してです。 

大事なことは、「犬に厳しくするのではなく、自分に厳しくなること」だと思います。
愛犬に理想や完璧を求めるなら、自分がそうであるかどうかを自問して下さい。
もし、完璧な飼い主にはなれそうにないと思ったら、犬にも完璧を求めないだけの話です。

イヌとヒトは、文化も習慣も、そして、コミュニケーションの手段も違います。
犬のしつけとは、そんなヒトとイヌが一緒に暮らすわけですから、
犬と通じ合うために、コミュニケーションの取り方を、お互いが学ぶことではないでしょうか。 

いまだに犬のしつけは、この「お互いが学ぶ」という部分が抜けていると思います。

■あなたは愛犬から信頼されるリーダーだと思いますか □思う □思わない □わからない 

という質問が、問題行動カウンセリングの項目にあるのですが、
僕の答えは、■わからない にチェックがつきます。

こればっかりは、大治郎に聞いても困った顔をするだけで、答えてくれないのでわかりません。

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糸山>今日も楽しかった?
だいじろう>はい!

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2009.01.31 Sat l レッスンコラム l top ▲
1月12日開催のパピーパーティが、無事に終了しました。写真前列左から

IMG_1576.jpg

トイプードルの くぬぎちゃん  M.ダックスの たんぽぽちゃん
 
チワワの ちょこちゃん  柴とT.プードルのMixの スマイリーちゃん

トイプードルの しずくちゃん(小さすぎて見えません) 日本スピッツの ライくん

トイプードルの ココちゃん

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2009.01.13 Tue l レッスンコラム l top ▲
糸山先生

いつもお世話になります。石渡です。

私たちの家にレナがやってきて 1年7ヶ月になります。とても元気でまるで白い子ライオンの
ような子犬は あっという間に成犬になり、もうすでに人間で言うと22歳ぐらいでしょうか。
ほんとうに早いものです。

私たちは、ある有名な獣医師(海外研修に行ったり各地で犬のしつけについての指導や
講演をしている。)の指導のもと犬を育てました。絶対に怒らずほめて育てるという方法です。

その獣医師によると犬は3秒で自分のしたことを忘れてしまうので、
叱っても無駄で体罰などは論外ということでした。
そして、リードはへその緒と同じなので決して引っ張ってはいけない。
してほしくない事をしたときは無視する。おやつをうまく使う。というようなものでした。

私たち家族はその教えを忠実に守り、散歩もおやつを持って決してリードは引っ張らず
とにかくほめて育てました。その結果レナは、憶病というチワワ特有の気質はそのままに、
自由奔放でわがままなお姫様犬に育ってしまったのです。

その獣医師の提唱するしつけ方法が正しいか正しくないかはわかりません。
ただひとつ言えることは、その方法がレナには全く合わなかったということです。
犬種の持つ気質や生まれながらにしての性格は、それぞれ違いますから
ひとつの方法でどの犬もうまくいくとはかぎりません。

私たちは獣医師だし、しつけのプロが言うことなので間違いない、と思い
その方法が合っているかどうかなど、考えることもなかったのです。
犬を飼い始める前に、少しは勉強しておくべきだったと深く反省しています。

1歳を過ぎたころから 困った行動が目に付くようになってきました。散歩のとき出会う犬に
激しく吠えかかったり、フェンス越しの隣人にも吠えてしまうようになりました。
楽しいはずの散歩もストレスだらけのものになってしまいました。

何とかしなくては、と思い色々なしつけの本や雑誌を読んだり、インターネット検索から
吠えると振動する首輪や、あるテレビ番組で優勝したという人のしつけのDVDも購入しました。

さらに、犬の幼稚園に入園させて社会性を身につけさせようと試みたり、
ヴィッセにたどり着くまでに実に様々なことをやってしまいました。
しかし、そのすべてがレナにとって苦痛の連続だったかも知れません。
かわいそうなことをしてしまって、またまた反省です。

私はヴィッセで多くを学びました。いえ、学んでいます。まだ進行形です。
先生はとてもわかりやすく話してくださり、納得できるように説明してくださいます。
これまで思い違いをしていたことに気づいたり、何が大事なのかを解らせてくださいます。
学ぶべきは飼い主なのですよね。犬は飼い主を選べないのですから。

つい先日2クールを終えたところですが、レナの問題行動も少しずつ改善されつつあり、
穏やかな顔つきになってきました。それだけでもとてもうれしいことで、
かわいい写真が撮れて感激です。

これから先は、レナに沢山の経験をさせようと思っています。
いろいろなことに慣れさせて不安要素を少しでも減らせるように、そして気長に焦らず、
できるだけ多くの時間をレナと共有し、一緒に成長していけたらと思います。

もうしばらく先生にはお世話になります。いつの日か誰からも可愛がられる
レナになれますよう、頑張りますのでよろしくお願いします。
                                               石渡 真弓

●トレーニング前のレナ〜眉間にしわがより険しい顔をしています。

200803190852000.jpg

●現在のレナ〜穏やかな顔つきになってきました。

200812271318000トレーニング中

【糸山より】
犬のしつけは、犬によります。また、飼い主の性格と犬の性格など内的要素に加え、
各家庭の生活環境などの外的要素も大きく影響するので、
「こっちが正しくて、あっちは間違っている」とか、「この方法が絶対にいい!」という、
普遍的かつ絶対的な方法は存在しません。

石渡さんがおっしゃるように、犬種の持つ気質や生まれながらにしての性格は、
それぞれ違いますから、ひとつの方法でどの犬もうまくいくとはかぎりません。

しかし、それぞれの飼い主と犬に合った方法は必ず存在します。
そして、いまだにしつけと訓練、トレーニングが混同されています。

もし僕がある犬に特別なことを教えたくてトレーニングをする場合は、
特にモチベーションを大切にするので、叱ることは非生産的なので絶対に叱りません。
(アジリティドッグ、ダンスドッグ、作業犬など)

トレーニングをする時は、犬の希求性が大切なのです。出来ないからといって叱ると、
モチベーションが下がり、覚えることを拒絶してしまうのです。

『しつけ』は、犬も人間の子供も道を踏み外さないように、
反社会的な行為をした時は、きちんと叱ることが大切だと僕は考えています。

反社会的な行為とは、『人や犬に向かって唸る、吠える』
『飼い主に唸る、噛む』という行為です。

ですので、犬も人間の子供も反社会的な行為をした時は、
その子の将来のために、愛情を持って本気で叱ることが大切だと思います。

そして、親にきちんと叱られることに愛情を感じ、叱ってくれる親にすがろうとすることが、
ある哺乳類動物の研究で認められています。

しかし、『反省』と『後悔』ができない犬をただ叱るだけでは、犬は悪い行動を
どう改めればよいかはわかりませんし、叱ってお利口になるなら誰も苦労しません。

多分、前述の獣医さんは、しつけとトレーニングの区別がついていないのでしょう。
(それにしても、リードがへその緒とはすごいこじつけですね!?)

最後に、僕が盲導犬訓練士・多和田 悟さんから教わった言葉を紹介します。

『No は教えなければならないが、No で犬に何かを教えることは出来ない。』

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2009.01.10 Sat l レッスンコラム l top ▲